整形外科疾患

坐骨神経痛の革命的治療方法!納得できる痛みの原因と選択する治療

痛い!しびれる!歩けない!もう辛い...、この痛みどうにかして!

坐骨神経痛でお悩みでしたら、この症状は特に辛いと思います。おそらく整形外科や整骨院、整体にはかかっていることでしょう。その治療法でいいのか?このままで治るのか?痛み止めなどの薬で良くなるのか?やっぱり手術は必要?どうしたらいいか分からない、そんなあなたのためにお役に立てる内容を作成いたしました。少しでもお役に立てれば幸いです。

坐骨神経痛とは?

そもそも坐骨神経痛と言われて、簡潔に答えられる方は少ないと思います。坐骨神経痛は病名ではなく症状の名称だからです。原因はヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など数多く考えられます。そのため坐骨神経痛に効く〇〇などの対処法は全てが間違っているとも言えます。もし実践する場合でも医療関係者の指示のもと行うことをオススメいたします。間違ったやり方で悪化する方はとても多いです。

坐骨神経は図のように腰からお尻、太ももの真裏を走行している神経です。神経痛という呼称は、現代医学ではっきりとした原因が分からないため、腰からお尻、足にかけての痛みやしびれのことを坐骨神経痛と呼びます。

そのため坐骨神経は図のような太ももの真裏を走る神経ですが、お尻の横や太ももの横に痛みやしびれが出るケースも数多くあります。むしろ臨床上ではお尻や太ももの外側に出ているケースの方が圧倒的に多いです。

ココがポイント

坐骨神経痛は腰、お尻、足にかけての痛みしびれの総称で病名ではない。また坐骨神経の走行上に起こることも数多くある。

坐骨神経痛の原因は?

一般的な坐骨神経痛の原因として考えられているもので特に多いのは、脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアです。しかし、これらを原因とするには理解できないポイントがありますが詳しくは後述いたします。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は背骨の中を神経が通る道を脊柱管と言い、読んで字のごとく骨の変形などで脊柱管が狭くなっており神経の通りが悪い状態を指します。健常者であれば左図のように脊柱管がまっすぐ通り、脊柱管狭窄症の場合は右図のように神経が蛇行しているのが分かると思います。このような状態をレントゲンやMRIなどで確認できると脊柱管狭窄症と診断されます。

 

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは背骨の骨と骨の間にあるクッション材を椎間板と言い、なんらかの要因で椎間板が押しつぶされて逸脱して神経に当たることを指します。ヘルニアとは逸脱すると言う意味があります。このような状態をレントゲンやMRIなどで確認できると脊柱管狭窄症と診断されます。

 

 

脊柱管狭窄症も椎間板ヘルニアも結局は神経を圧迫して、痛みやしびれなどを起こすと考えられています。一昔まえまでは椎間板ヘルニアが一般的な診断名で手術も椎間板が飛び出た部分を取るものでした。しかし、数多くの手術例があるにも関わらず、そこまで成績が良くなく(改善する患者さんが少なかった)ため現在ではあまり椎間板ヘルニアの診断がつくことが少なくなりました。

椎間板ヘルニアに変わり現在で一般的なものが脊柱管狭窄症です。手術では変形して神経を圧迫している部分を取る内視鏡か、骨がゆがんでいる場合ではボルトとプレートのようなもので固定する手術になります。こちらの方が成績は良さそうです。症状に関してはですが...。

ココがポイント

以前では椎間板ヘルニアの診断名が多かったが、手術の成績によって近年では脊柱管狭窄症と呼ばれるようになった。双方とも形質的な要因により神経を圧迫して起こるのが原因と整形外科的には考えられている。

治療法の選択肢は?

ここが坐骨神経痛でお悩みの方にとっては一番知りたい内容でないかと思います。しかし今まで説明してきた内容はあくまで整形外科的な見解なため必ずしも正解とは限りません。治療法によるメリット・デメリットもあり、あなたが思うような未来像と治療家が目指す先が一致しているとも限りません。必ず知識を得た上で選択するようにしてください。

上述のように形質(骨の変形やヘルニア部分)が原因なら治療の選択肢は手術しかありません。ですが、手術は怖い、イヤだという意見も多いため薬で症状を抑えたり、牽引や電気療法などで痛みをごまかす方法を取るしかありません。それでは手術すれば完全に治るのか?と言われてみればそうでもありません。手術しても痛みやしびれが治らないケースもあります。そして症状がマシになっても、骨がスムーズに動かないことから前かがみになれないなど日常動作に支障をきたします。これが手術の一番のデメリットです。

革命的治療法と坐骨神経痛の本当の原因

ここまでは一般的な情報を簡略化してお伝えしてきました。ここからは革命的治療法と坐骨神経痛の本当の原因を解説していきます。革命的と言うからには一般常識とは全く違った見解から坐骨神経痛を見ていきます。あなたの症状と照らし合わせてみてどっちが正しいと感じるのか、ぜひ体感して下さい。

坐骨神経痛の本当の原因は血流障害

革命的見解では坐骨神経痛の原因は血流障害と捉えています。その理由を解説していきます。坐骨神経痛の典型的な症状と言えば間欠性跛行です。間欠性跛行とは、数分歩くと症状が悪化し、数分休むとまた歩くことができる症状のことです。この症状は形質的な原因では起こりえないからです。

骨の変形でも、椎間板ヘルニアが理由でも神経は常に圧迫されています。このことから休むと楽になったり、歩き始めはマシになる理由が説明できません。それが血流障害が理由ならいとも簡単に説明がつくのです。血流がマシな時は歩けて、歩くことで血流が悪くなってくると症状が悪化します。そして、数分休んで血流が回復すれば症状が和らぎます。この方が納得いきませんでしょうか?

また日によってマシになったり酷くなったりする原因も形質的要因では説明がつきません。血流障害が原因ならば、疲労・気候(湿度が高い・寒冷)・寝起きや夕方など血流を阻害する因子があると症状が悪化し、反対に血流が良くなる要因(活動時間・温暖・入浴後など)があれば症状はマシになります。

原理は正座と同じです。正座してすぐは血流もいいので、すぐにしびれが出ることはありません。しかし、自分の体重が血管を圧迫し血流が悪くなってくるとしびれが出始めます。そして、立ち上がって血流が回復するとしびれは治まります。

つまり血流を阻害する固くなった筋肉を対象に治療を進めていけば、血流を圧迫することもなくなり坐骨神経痛が改善していくことになります。それが例え、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のように画像診断で変形があっても関係はありません。特に酷いものであれば手術を要する場合もあります。

ココがポイント

血流が悪くなって悪化することを考えれば、形質的な原因でないことが考えられる。坐骨神経痛の本当の原因は血流であり、正座のしびれと同じメカニズムで発生する。

 

革命的治療法は筋肉にあり

原因が血流障害ならば、治療は血流を阻害している筋肉を治療することになります。ご存知のように栄養と酸素で満たされた血液は心臓のポンプ作用により全身に行き渡ります。各組織で代謝された老廃物(二酸化炭素や代謝産物など)は自らの力で帰ることができません。その時に筋肉がその役割を担います。

筋肉が収縮・弛緩することでポンプ作用をし、老廃物を静脈に乗せて運んでいきます。しかし、固くなった筋肉は収縮・弛緩を行うことができません。その結果、老廃物が蓄積したままになり、正座を続けている状態になってしまいます。その結果でしびれが起こります。

つまり固くなって血流を阻害している筋肉を触診により探しだし、その筋肉を緩めることで血流が改善します。そして、しびれも痛みもなくなり、快適に歩くことが可能になります。坐骨神経痛を起こす原因となる筋肉は、中臀筋、外側広筋、長指伸筋などが多く、関連している筋肉は数多くあります。

固くなっている筋肉に刺激が入ると、症状を感じている部位(お尻、足など)に普段感じている症状と同じような感覚が響きます。そのため、そこが悪くなって症状が出ていると実感できます。

筋肉と血流は病院では分からない

血流や筋肉が原因で坐骨神経痛が出ているとしたら、なぜ病院では分からないのか疑問に思う方も多くおられます。固く悪くなった筋肉と血流は画像診断では解らないからです。骨や神経に異常をきたしているとレントゲンやMRIなどの画像診断で分かりますが、筋肉の状態と血流を調べる診断機器が存在しません。そのために見逃されることが多いのです。

坐骨神経痛の症状は大変つらいものです。手術や薬、整体など現状の治療法で改善が見られない、納得できないことがあるなら、一度血流と筋肉に対して目を向けてみてください。辛い症状からの開放策が見えてくるかも知れません。この内容があなたのためになれば幸いです。

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